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Unchained
失恋船長 ★★★ (2025-05-31 01:26:18)
44マグナムのベースとして、GRAND SLAMではメインソングライターとして存分に辣腕を振るった吉川BAN裕規とANTHEMのヴォーカルとして活躍した坂本英三がタッグを組んだスーパーロックグループ。コロナ渦の影響により活動がままならなくなったが為に44マグナムから去ったと言われているのですが、こうして才能ある男が三度シーンにカムバック。GRAND SLAM時代は、どうしても加藤純也というシンガーがライブではフェイクしまくりで、良くも悪くもな面が多々あり、吉川の作り上げるサウンドに噛み合わない場面もあった。
それだけに吉川にとってリードヴォーカル問題は常に抱えなければいけない宿命だったろう。彼が作り上げるアメリカンロックは魅力的だが、それを伝えるパートナー、それが坂本英三になるのだが、個人的には加瀬竜哉のソロでMAGICというRAINBOW時代のジョー・リン・ターナーが歌い出しそうな甘いメロディックロックを歌い上げていましたが、本文やシャウターな面があり、果たしてどこまでフィットするのか、そもそも、吉川は坂本英三に合わせた曲を書くのかなどの課題もリリース前から感じていたのですが、いざ聴くと、やはり微妙なズレは感じるのだが、ストレートなロックナンバーからスカビートが意表を突く曲や、ベテランによるロッカバラードまでと、全5曲で余すことなく魅力を伝えてきました。
挨拶代わりという事なのだろうが、もう少しバンドとして練り込んでも良かった気がする。今年は待望のフルアルバムをリリース。吉川には、自身のソングライティング力を存分に発揮して欲しい。白やんこと白田一秀が亡くなった、それだけにGRAND SLAMの曲なんかもやって欲しいねぇ。
権利の関係があるのならば歌詞を変えたりしてリメイクして欲しい。
坂本英三の新しい魅力を知らしめて欲しいですね。今作は、まだポテンシャルを余しているのですが、やっぱり両者が噛み合った瞬間のパワーは最大の魅力でした。A-JOEと吉川のリズムセクションの上々。KENTAROのギターは申し分ないです。なんならもっと弾き倒して欲しいねぇ。
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