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今日の10曲
失恋船長 (2025-05-26 13:24:22)
『NEATレーベル』10選

NWOBHMムーブメントを支えた新興レーベルだったNEAT。NEATからスーパーヒットグループは生まれなかったが、英国のハードシーンを語る上では外せない一代ムーブメントを築いた事は間違いない。個人的にはJUGARやVENOM、さらにはRAVENなど超大御所なのだが、世間的な人気を考えるとね。1995年にレーベルは閉鎖、IRON MAIDENでお馴染みのSanctuary Recordsに身売り、NEAT METALと屋号を変え名盤カタログの再発&新作をリリース。間違えても再発専門レーベルなどではない。老舗も老舗のレーベルである。



①Jaguar - Axe Crazy
NEATといって真っ先に思い出すバンドでありNWOBHMと言えばな高速ナンバー
これぞプレスラッシュメタルというべき疾走感である
でもなぁグランジ/オルタナを聴いて様式美と思う輩もいるからなぁ
複アカで投稿をする前に音楽を聴いて学ぶモノがあるだろう
雑誌のパクリばかりを延々と繰り返し
伊藤政則のライナーノーツを何十年も後生大事拝借するからそうなる




②Motorway - All I Wanna Be Is Your Romeo
NWOBHMムーブメントを支えたレーベルの第一弾シングル
期待して聴いたらおもてたんのと違うと落胆しましたね
シンプルな英国ロック
陽気になれない英国気質です
んじゃカップリングは気合いの入ったヤツですか?
と思ったんですがねぇ
後に訪れるムーブメントに乗り方向性を変えた先見の明を感じますね










③Tygers Of Pan Tang - Bad Times
シングル盤Don't Touch Me Thereのカップリングナンバー
シンプルでなにがどうってことないのだが
こういう地味でシンプルな曲に英国を感じた








④White Spirit - Cheetah
シングルのB面ですがNWOBHMファンはおろか
メタルマニアにはこっちの方が断然魅力的でしょう
これぞNWOBHMだし英国ハードシーンに燦然を煌めく一曲でしょう
バンド自体は大きく展開できなかったが
この曲が放ったインパクトは大きい






⑤Blitzkrieg - Buried Alive/Blitzkrieg
ザクザクと刻まれるリフ
様になっていないハイトーンも懐かしい空気感を演出
このアングラ臭にクラクラする
二曲対で楽しんで欲しい
ラフな音像が生み出す生々しさ
これぞNWOBHMなムードに満ちあふれている








⑥Bitches Sin - Always Ready For Love/Bitches Sin Full EP Always Ready For Love
NEATからリリースされたシングル盤
哀愁のメロディが耳を惹くA面と兄弟ツインギターが冴える疾走ナンバーのB面
併せて6分を切るので対で楽しんで欲しい
シングル盤をステップにフルアルバムはHeavy Metal Recordsからリリースした
日本ではNWOBHM四天王なるレコード会社と雑誌のマッチポンプによって
大嘘が流布されることになる世界広しといえどWild HorsesをNWOBHMに括ったのは日本だけだろう
恥ずかしい話だ
このバンドの方がよっぽど純然たるNWOBHMである
ブライアン・ロバートソンを若手NWOBHMに混ぜるなんて失礼だぞ



⑦Heavy Pettin - Roll The Dice
このバンドを一躍有名にしたのがこの曲
NWOBHMに燦然と輝く名曲でしょう
シンプルなビートとツインギターだが
ロックバンドとしての高い資質を感じさせる
燃え上がる構成と冷静なメロディと枠組み
シンガーも良く伸びる歌声で見事に期待に応えた
そういえばメディアでクセ強なハイトーン系と言われたらしいが
今も昔もどこがである普通も普通である
むしろ聴きやすい歌声である








⑧Crucifixion - Take It or Leave It / On the Run
哀愁が迸る疾走ナンバーこれぞNWOBHMな魅力に満ちあふれている
アルバムリリースにこぎ着けられなかったが
ラフな音像=NEATと相性が良かった
良くも悪くもNEATレーベル
これぞNEAT







⑨Dedringer - Hot Lady
NEAT契約する前にアルバムまでリリースするも
時代の流れに乗り音楽性をNWOBHMよりに
メンバーチェンジも功を奏している
力強い歌声を手に入れたが次の一手に繋がらなかった






⑩Aragorn - Black Ice
ありがちな名前なんだが
その勇猛な戦士のネーミングに偽りなし
モッサリとした音像とラフなパワーを内包した演奏
全部同じミックスにしてしまうのがNEATの悪癖ながら
このバンドに似合っていた
カップリング曲も含めNWOBHM満載である
結局フルアルバムに繋がらなかったが
2012年にコンピ作をリリースしてマニアを歓喜させた

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