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Hooked on High Heels
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解説 - Hooked on High Heels
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1. 失恋船長 ★★ (2025-10-04 08:03:04)

ワールドワイドな成功を収めたEUROPE。そのEUROPEの成功とメディアのアナウンスのせいで、元祖北欧メタルなどと、まぁ嘘ではないが本当ではない、箔をつけるための元祖だったんだろうが、10代の子供ではないので乗れませんよね。そんなにピュアではありません。

アルバム毎に少しづづですが大衆性を完備。NWOBHM仕込みの回転するリフワークは健在だが、歌メロなどに工夫を凝らしたりと、少しだが耳障りがソフトケイスされた面もあるのだが、基本は豪快なロックサウンドが軸。そのブレないスタイルこそ元祖北欧メタルなのだが、徹底的に○○とは向かっていない印象がある。

拘るならば一曲の作りに対して棲み分けすればいいので問題は起きないのだが、根が根だけ器用な立ち回りは出来ていない。EUROPEにもなれず、MADISONのようにメタリックさとオーロラメロディを融合させたスタイルでもない。

このバンドは典型的なギターリフと押し上げるリズムを軸に作り上げる古典ロックバンドだ。それだけに、どこかキレ不足。中途半端な印象は拭えないのだが、それは趣味趣向の問題。1985年という時代を前に彼らなりにモデルチェンジしている。
Silver MountainよりもTorchが好きだという北欧系マニアならば、この王道ロックサウンドに理解も示せるでしょう。

時代と寝ることで多くのバンドが煌びやかな世界へと足を踏み入れバブルは崩壊。このバンドは、その恩恵にあずかる前に解散してしまうのだが、こうして貴重な音源が無料で聴ける時代が訪れるとはテクノロジーの発達にはひたすら感謝である。興味本位だけで何千円も払えないもんなぁ。

北欧メタルと言えばHeavy Loadの野性味溢れるバンドがシーンを支えたと思うマニアならば大いに共感できるスタイル。ハイヒールに夢中というタイトルが示すように、彼らも時代を意識した。それが評価を分けるのだろうが、それ以前に誰も、このバンドの事を知らないので、まずは、このメジャーなスタイルにすり寄れなかった、不器用な男たちの王道サウンドを突っ切る姿を楽しんでもらいたい。

昔、こういうのインディーズシーンにゴロゴロいたよなぁ、ああいうバンドがたむろしたからシーンが活況した時代があることを思い出させてくれる。まぁ歌メロが弱い、フックが足りないと言われたらお終いなんですが、オジサンには、こういう音が懐かしいと思います。チョイとNWOBHM聴きあさりすぎたなぁ。



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