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A Place for Judgement Day / Rehab (火薬バカ一代)
Rehab (火薬バカ一代)


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A Place for Judgement Day / Rehab

どことなくミカエル・アーランドソンの名曲“IT'S ALRIGHT”辺りに通じる
物悲しさを漂わすメロハー・チューン。(曲調が似通っているわけではない)
必ずしもアルバムの方向性を物語るような楽曲ではないのですが
OPナンバーに相応しいクオリティを有していることは間違いありません。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-06-06 01:10:05)


Rehab

ROOM EXPELIENCEを率いてデビューを飾り、日本のメロディ愛好家から高評価を受けたジャンルカ・フィルモ(Vo)が、ポール・レイン、ブルース・ガイチ、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオらをゲストに招いてレコーディングを行い、’18年にFIRMO名義で発表した1stソロ・アルバム。
カウボーイ・ファッションで決めた子供(ジャンルカの甥っ子らしい)がフィーチュアされたジャケットだけ見せて「どんな音楽性のアルバムか?」と問うたら、10人中10人が「ブルーズ・ロック」と答えそうな印象ですが、聴いて安心、ミカエル・アーランドソンの1st『THE ONE』を彷彿とさせる哀愁に満ちたOPナンバー①が物語る通り、本作で披露されているのは泥臭さの殆ど感じられない、ROOM EXPELIENCEの流れを汲むメロハー・サウンド。但しあちらに比べるとHR然としたエッジやゴージャス感は抑え気味で、アレンジはシンプルにまとめ、より「歌」に焦点を絞ったナチュラルな内容に仕上がっています。ジャンルカ自ら担当したVoに関してはお世辞にも絶品とは言い難いものの、彼が拾っていくフックに富む歌メロ自体は非常に魅力的ですし、素朴な声質もこの飾り気のない作風にはマッチ。とりわけ個人的には、唯一ブルージーなフィーリングも感じられるハートウォーミングな⑨、キャッチーに駆け抜けていく爽やかなハードポップ⑩、情感豊かに盛り上がるパワー・バラード⑪と繋がっていくアルバム後半の流れにグッと来ましたよ。
ROOM EXPELIENCE同様、日本での所属レーベル閉鎖に伴い「あっ」という間に廃盤になってしまったことが勿体なく思える力作です。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-06-05 00:50:43)